薄暗い日の望遠撮影(DA 55-300mm F4-5.8 ED) [撮影機材]
「DA 55-300mm F4-5.8 ED」は、普及価格帯のPENTAX純正レンズですが、PENTAXユーザの間では評判がいいようです。
このレンズは望遠側が暗いので、曇った暗い日のアウトドアでは使いにくいと思っていましたが、意外によく写るので、薄暗い状況で望遠撮影した写真を評価してみたいと思います。
2012年3月18日 ISO-3200 300mm F5.8 1/250秒 Jpeg(6M)
時々小雨が降るような薄暗い日、ズーラシアで遠めに見えるトラを撮影しました。
昼間にしては暗かったのでISO-3200まで感度が上がっていますが、その割には良く写っています。
トラのピクセル等倍トリミングです。
大きくてコントラストの強い被写体なので、AFはうまく利いているようです。
ただ、望遠端・絞り開放・ISO-3200なのでピクセル等倍で見るとあまり綺麗ではありません。
2012年3月18日 ISO-1600 120mm F4.5 1/200秒 Jpeg(6M)
トラと同じ時に撮ったユーラシアカワウソです。
こちらは、焦点距離が120mmなのでF値が明るくなり、感度はIS0-1600になっています。
ユーラシアカワウソのピクセル等倍トリミングです。
被写体までの距離が近いので、トラに比べてコントラストが高く、シャープに写っています。
2012年1月22日 ISO-800 300mm F7.1 1/320秒 Jpeg(6M)
冬の曇った日、泉の森で撮影したヒドリガモです。
こちらは、トラを撮った時より明るかったので、同じ300mmですが綺麗に写っています。
望遠端では、少しでも絞った方がいいようです。
薄暗い状況ではあまり絞れませんが、明るいときならF8~11に絞るのが理想的です。
ヒドリガモのピクセル等倍トリミングです。
ユーラシアカワウソの写真には勝てませんが、良く写っていると思います。
2012年3月2日 ISO-3200 300mm F6.3 1/250秒 Jpeg(6M)
霧雨が降る薄暗い日、舞岡公園で撮影したタイワンリスです。
縮小した写真を見ると、そこそこ写っているように見えますがピントは合っていません。
タイワンリスのピクセル等倍トリミングです。
同じシーンを何枚も撮ったのですが、どれも同じような画質でした。
暗い日の望遠端では、コントラストの低い被写体はAFが利きにくいようなので、マニュアルで合わせた方が確実です。
撮影に使ったカメラは「PENTX K-r」です。
ここに掲載した写真は、トリミング、リサイズ以外の加工はしていません。
【2012年6月17日】
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