立山黒部アルペンルート【夏の終わり】 [日本紀行【信州・軽井沢】]
2003年8月30日、8月下旬にもなると、立山は秋の様相になります。
例年、立山に来る時期は、雪が多く残っている初夏が多いのですが、
今年は初めて夏の終わりに来てみました。
・・・ ところが、8月下旬の立山は天気が崩れやすいようで、
終始雨と濃い霧にに見舞われてしまいます。
扇沢駅からいつものアルペンルートを利用し、1時間半ほどかけて
室堂駅に着きました。
外に出てみると、バス停に富山側のルートを通るバスが停まっています。
しかし、室堂はあいにくの雨、霧が深くて視界が利かない状況です。
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関東側から立山(室堂駅)へ行くには、先ず車かバスで扇沢駅まで行き、
そこから立山黒部アルペンルート(下記)を利用します。
【扇沢】a→【黒部ダム~黒部湖】b→【黒部平】c→【大観峰】d→【室堂】
a:トロリーバス b:ケーブルカー c:ロープウェイ d:トロリーバス
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外は雨なので、屋内の「立山自然保護センター」に行ってみます。
これは、立山自然保護センターにある「雷鳥サミット」という施設です。
壁には、立山に住む動物のパネルがいくつも飾ってありました。
立山自然保護センター3階のエントランス。
ここでは、観光客から寄せられた雷鳥情報を公開しているので、
雷鳥の出没地点を確認しに来ました。
が、今日は有力な情報がありません。
今日は、雨の上に視界が悪いので、雷鳥監察は中止です。
って事で、早々と温泉に浸かり、ビールと酒にひたって・・・
さっさと寝ちゃいました。
さて、翌朝。
立山自然保護センターには相変わらず雷鳥情報はありませんでしたが、
とりあえず室堂の山に雷鳥を探しに出かけました。
しかし、残念ながら山頂まで登っても雷鳥は見つかりませんでした。
高山植物「チングルマ」の綿毛。
室堂は既に秋を迎えているのですね。
所々で見かける黄色い花。
いたるところに咲いているヨツバシオガマ。
よく見かける名前不明の白い花。
色付くミドリが池の草。
ここは、『ミ・ド・リ』が池、『ミ・ク・リ』が池じゃありません。
血の池の方角から見たミクリが池。
8月下旬だというのに、まだ雪が残っています。
ミクリが池周辺の遊歩道を歩いて雷鳥を探してみましたが、
全然見つけられませんでした。
このハイマツの実は、動物たちの貴重な餌になっているみたいです。
特にライチョウさんの。
霧が立つミクリが池。
ミクリが池のすぐ近くにある血の池。
今回は、終始深い霧と雨に見舞われた残念な立山でした。
今度秋に来るなら、紅葉の時期ですね。
【2003年8月31日】
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